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犬のシャンプー後、自然乾燥はダメ?起こりやすいトラブルと愛犬を守る正しい乾かし方

犬のシャンプー後、タオルで軽く拭いて、そのまま自然乾燥。手軽ですし、「家の中なら大丈夫かな」と思ってしまいますよね。私も、短毛の犬なら問題ない場合もあるのではと考えがちでした。

ただ、自然乾燥に任せきりにすると、思わぬトラブルにつながることがあります。毛が乾いたように見えても、皮膚や毛の根元はまだ湿っていることがあるんです。

この記事では、犬のシャンプー後に自然乾燥がすすめられにくい理由、起こりやすいトラブル、愛犬への負担を抑えた乾かし方を順番にご紹介します。毎回完璧に仕上げようとしなくても大丈夫。まずは安全に、根元まで乾かすことを意識してみてください。

目次

犬のシャンプー後に自然乾燥がすすめられない理由

濡れたままでは体が冷えやすい

犬の体は被毛に覆われているため、濡れると水分が長く残りやすいものです。特に小型犬や子犬、シニア犬、毛量の多い犬は、体の表面が乾いても内側が湿ったままになりやすいんです。

濡れた被毛は、体温を奪う原因になります。暑い季節でも、エアコンの風が当たる場所や夜間は体が冷えることがありますし、寒い時期はなおさら注意が必要です。シャンプー後に震える、丸まって動かないといった様子があれば、まずは温かくしてあげましょう。

皮膚と毛の根元に湿気が残る

犬の被毛は、表面だけを触ると乾いているように感じても、毛の根元や皮膚との間に水分が残っていることがあります。毛が密な犬や長毛種、巻き毛の犬では、自然乾燥だけで全体を乾かすのは簡単ではありません。

湿った状態が長く続くと、皮膚が蒸れやすくなります。高温多湿の環境を好む微生物もいるため、においやかゆみ、赤みなどのきっかけになる可能性があるんです。皮膚が弱い犬ほど、乾燥までをシャンプーの一部として考えると安心です。

毛玉や毛質の乱れにつながることも

濡れた毛は絡まりやすく、そのまま乾くと毛玉が固まりやすくなります。とくに耳の後ろ、脇の下、内股、しっぽの付け根は毛が擦れやすい場所。自然乾燥に任せると、あとからブラシが通りにくくなることがあります。

毛の表面にあるキューティクルは、水分や熱の影響で開きやすいといわれています。濡れたまま放置したり、強い熱を近づけたりするより、タオルで水分を取り、弱い風で整えながら乾かすほうが、毛への負担を抑えやすいでしょう。

自然乾燥で起こりやすい犬のトラブル

生乾きによる蒸れや肌トラブル

シャンプー後の被毛は、かなり湿度が高い状態です。そこに毛が密集していると、皮膚の近くに湿気がこもりやすくなります。乾くまでの時間が長いほど、蒸れやベタつきが気になりやすくなるでしょう。

愛犬が体をしきりに掻く、皮膚をなめる、いつもよりにおいが気になるといった変化があれば、乾かし方だけでなく皮膚の状態も確認してください。赤みや湿った部分が続く、痛がるなどの様子がある場合は、自己判断でシャンプーを重ねず、動物病院へ相談することをおすすめします。

耳・足先・脇に水分が残る

乾かすときに見落としやすいのが、耳の周りや足先、脇の下です。耳の内側に水分が残ると不快感から頭を振ることがありますし、足先が濡れたままだと、なめ続ける原因になることもあります。

ただし、耳の穴に綿棒を入れて水分を取ろうとするのは避けてください。見える範囲を柔らかいタオルで押さえる程度にして、強くこすらないことが大切です。足の指の間も、指を無理に広げず、タオルでそっと水気を吸い取ります。

毛玉・もつれが増えやすい

濡れた毛を放置すると、毛同士が束になったまま乾いてしまいます。すると、乾いたあとにブラッシングしても引っかかりやすく、無理にとかすことで犬が痛みを感じることもあります。

毛玉を見つけたからといって、力任せに引っ張るのは禁物です。皮膚まで一緒に引っ張ってしまう可能性があるため、絡まりが大きい場合は無理に処理しないほうが安全です。シャンプー前に軽くブラッシングしておくと、洗った後のもつれを減らせますよ。

犬を安全に乾かす正しい手順とコツ

まずはタオルで水分をしっかり取る

お風呂から出したら、いきなりドライヤーを当てるのではなく、まずタオルで水分を吸い取ります。大きめのタオルで体を包み、こするよりも押さえるように拭くのがポイントです。

ゴシゴシこすると毛が絡まりやすく、皮膚への刺激にもなります。タオルが湿ってきたら、乾いたものに交換しましょう。ここで水分を十分に減らせると、ドライヤーの時間が短くなり、犬の負担も軽くできます。

低温・弱風から始めて根元まで乾かす

ドライヤーは、最初から強い温風を当てないようにします。弱風または低めの温度に設定し、犬の体から少し離して風を当ててください。人の手に風を当てて、熱すぎないか確認してから使うと安心です。

乾かす順番は、背中や体の広い部分から始め、脇、内股、足先、耳の周りへ進めるとスムーズです。同じ場所に風を当て続けず、風を動かしながら乾かします。顔周りは音や風を怖がりやすいので、弱風にして、必要ならタオル中心で仕上げましょう。

ブラシを使いながら仕上がりを確認する

毛が長い犬や毛量の多い犬は、ブラシで毛を少しずつ分けながら乾かします。毛の表面だけを乾かすのではなく、根元に風を通すイメージです。ただし、ブラシを強く引っ張ると痛みや皮膚への刺激になるため、毛先から少しずつ進めます。

乾いたかどうかは、背中だけでなく、脇や胸、足先、耳の後ろを指で確認してください。ひんやりした湿り気が残っていなければ、最後に冷風を短時間当てて毛の熱を逃がします。終了後は、犬が落ち着ける場所で休ませてあげるとよいでしょう。

犬の自然乾燥に関するよくある質問とまとめ

短毛の犬なら自然乾燥でも大丈夫ですか?

短毛で毛量が少なく、室温も適切な場合は、自然に乾きやすい犬もいます。ただし、「短毛だから必ず問題ない」とは限りません。皮膚の近くや足先などに水分が残っていないか、最後に確認してください。

少なくともタオルドライは行い、可能であれば弱い風で全身を軽く乾かすのがおすすめです。屋外での自然乾燥は、体温の低下やほこり、紫外線などの心配があるため避けましょう。

ドライヤーを嫌がる場合はどうすればいいですか?

最初から全身を乾かそうとすると、犬が怖がってしまうことがあります。まずはドライヤーを犬から離れた場所で短時間つけ、音に慣らしてから、弱風を体の後ろ側に当ててみてください。

嫌がって逃げる、呼吸が荒い、震えが強い場合は、いったん中止して落ち着かせます。タオルを何枚か使って水分を減らし、短い時間に分けて乾かす方法もあります。無理に押さえつけるより、少しずつ慣らすほうが次回につながります。

自然乾燥に任せきりにしないことが愛犬を守る

犬のシャンプー後は、自然乾燥が絶対に許されないというより、濡れた状態を長引かせないことが大切です。体の冷え、蒸れ、毛玉といったトラブルを防ぐためにも、タオルドライと弱い風での乾燥を基本にしましょう。

乾かす時間は犬の大きさや毛質によって違います。焦らず、愛犬の様子を見ながら、熱すぎない風で根元まで確認すること。シャンプー後のひと手間が、気持ちよく過ごせる被毛と皮膚を守ってくれますよ。

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