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犬のブラッシングは毎日だとやりすぎ?適切な頻度と毛質別のケア方法、注意点を解説

犬のブラッシングは毎日したほうがよいのでしょうか。それとも、やりすぎると皮膚を傷めてしまうのでしょうか。

結論からいうと、毎日でも問題ないケースはあります。ただし、時間をかけすぎたり、同じ場所を何度もこすったりすると、抜け毛を減らすどころか、赤みやかゆみの原因になることもあるんです。

大切なのは「毎日やるかどうか」だけではありません。愛犬の毛質や季節、ブラシの種類、そして皮膚の様子を見ながら、無理のないケアに整えていきましょう。

目次

犬のブラッシングは毎日でも大丈夫?やりすぎの境目

毎日の短時間ケアは基本的に問題ない

ブラッシングを毎日行うこと自体が、すぐにやりすぎになるわけではありません。毛のもつれを軽く整えたり、散歩後に草やほこりを取り除いたりする程度なら、むしろ日常の健康チェックにも役立ちます。

特に長毛種や毛が絡まりやすい犬は、数日空けただけで毛玉ができることがあります。毛玉をあとから一気にほどこうとすると、犬が痛がったり、皮膚を強く引っ張ったりしやすいので、短時間のこまめなケアのほうが負担は少ないでしょう。

問題は頻度より「刺激の強さ」と「長さ」

注意したいのは、抜け毛が残っているからと、同じ場所にブラシを何度も当て続けることです。長時間のブラッシングや強い力での作業は、皮膚に過剰な刺激を与え、赤み、ヒリつき、かゆみにつながる場合があります。

「まだ毛が取れるから、もう少し」と続けたくなる気持ちは分かります。でも、ブラシで取れる毛があることと、取る必要があることは別なんです。数分で全身を軽く整え、犬が落ち着いているうちに終えるくらいがちょうどよいでしょう。

やりすぎのサインを見逃さない

ブラッシング後に皮膚が赤くなっている、触ると嫌がる、しきりに体をかく、舐めるといった変化があれば、いったん中止してください。毛が薄くなった部分や、細かな傷、フケのようなものが見えるケースもあります。

症状が続く、広がる、出血や膿がある場合は、ブラッシングだけが原因とは限りません。皮膚炎や寄生虫など別の問題が隠れていることもあるため、動物病院に相談しましょう。

毛質や犬種で変わる適切なブラッシング頻度

短毛種は週に数回を目安に

短毛種は毛が絡まりにくいため、毎日必ずブラッシングしなければならないわけではありません。週に2〜3回ほど、ラバーブラシや柔らかいブラシで軽く整える方法が一般的な目安です。

柴犬など、短い毛に見えても下毛が多い犬は、換毛期になると抜け毛が一気に増えます。この時期は毎日行ってもよいのですが、1回5〜10分程度にとどめ、皮膚に強く当てないことが大切です。

長毛種や巻き毛はこまめな確認が必要

長毛種は毛玉やもつれを防ぐため、できれば毎日、少なくとも1日おきに毛の状態を確認しましょう。毛をかき分けながら、耳の後ろ、脇の下、内股、首輪の周辺をチェックすると、もつれを早めに見つけやすくなります。

トイプードルのような巻き毛の犬は、抜け毛が少なく見えても、毛が絡まって残りやすい特徴があります。表面だけをなでるのではなく、毛先から少しずつほぐし、根元まで無理なく整えるのがコツですよ。

子犬やシニア犬は「慣らすこと」を優先

子犬の場合は、いきなり全身を長時間ブラッシングする必要はありません。最初は背中を数回なでるだけ、次の日は足に触れるだけというように、1〜3分ほどの短い練習から始めます。

高齢犬や皮膚が敏感な犬も、頻度より負担の少なさを優先しましょう。寝たきりに近い犬、関節に痛みがありそうな犬、皮膚に治療中の部分がある犬は、自己判断で続けず、状態に合わせた方法を相談するのが安心です。

犬のブラッシング方法と道具の選び方

まずは道具を毛質と部位に合わせる

ブラシにはそれぞれ得意な役割があります。ラバーブラシは短毛種の抜け毛取りやマッサージに向き、ピンブラシは長めの毛を整えるときに使いやすい道具です。

スリッカーブラシは、もつれや毛玉をほぐすのに便利ですが、ピンが細く、力を入れすぎると皮膚を傷つけやすい面があります。顔まわりや足先など繊細な場所には、柔らかいブラシやコーム、場合によっては手での確認を使い分けましょう。

毛先から少しずつ、皮膚を引っ張らない

ブラッシングは、いきなり根元から引っ張らないのが基本です。毛先のもつれを少しずつ取り、手で毛の根元を押さえながら、短い動きで整えていきます。

犬が痛がる場所を無理に続けると、「ブラシを見るだけで逃げる」状態になりかねません。強く引かないと取れない毛玉は、ハサミで無理に切ろうとせず、トリミングサロンや動物病院へ相談したほうが安全です。

全身を一度に終わらせなくてもよい

ブラッシングの順番は、背中や首まわりなど触られやすい場所から始めるとスムーズです。落ち着いてきたら脇や足、最後に顔まわりというように、苦手な部位を後回しにしても構いません。

途中で犬があくびをする、体を固くする、顔をそむける、逃げようとするなら休憩の合図です。おやつや声かけを使いながら、今日は背中だけで終了。そんな日があっても十分ですよ。

犬のブラッシングでよくある質問

Q1. 換毛期は毎日ブラッシングしてもよいですか?

はい、換毛期に毎日行うことは珍しくありません。古い毛を取り除くことで、抜け毛が室内に広がるのを抑えたり、被毛の通気性を保ったりする助けになります。

ただし、1回5〜10分ほどを目安にし、抜け毛が減るまで延々と続けるのは避けましょう。赤みやかゆみが出たら、その日のケアは中止してください。

Q2. ブラッシングで毛がたくさん抜けるのは異常ですか?

換毛期や、しばらくブラッシングをしていなかった場合は、まとまった量の毛が抜けることがあります。毛の根元に無理な力をかけず、犬が痛がっていなければ、すぐに異常とは限りません。

一方で、部分的に毛が抜ける、皮膚が見える、強くかく、フケや湿り気がある場合は別の原因が考えられます。抜け毛の量だけで判断せず、皮膚と犬の行動も確認しましょう。

Q3. ブラッシングを嫌がる犬にはどうすればよいですか?

嫌がる犬に対して、いきなり全身をきれいにしようとするのは逆効果かもしれません。まずはブラシを見せる、においをかがせる、体に一瞬触れるという段階から始め、できたらすぐに褒めます。

毎日続けるなら、時間を短くすることが何より大切です。痛みや皮膚トラブルで嫌がっている可能性もあるため、急に抵抗が強くなった場合は、無理に慣らそうとしないでください。

犬のブラッシングは短く、やさしく、様子を見ながら

迷ったときの頻度と時間の目安

短毛種なら週2〜3回、長毛種や巻き毛なら毎日または1日おき、換毛期の犬は毎日短時間という考え方が分かりやすいでしょう。1回の時間は、まず5分程度から始め、長くても犬が落ち着いていられる範囲に収めます。

毎日行う場合も、毎回しっかり全身を仕上げる必要はありません。今日は背中、明日は足まわりというように分ければ、皮膚への刺激も犬の疲れも抑えられます。

ブラッシングを健康チェックの時間にする

ブラッシングは、抜け毛を取るだけの作業ではありません。皮膚の赤み、できもの、ノミやダニのような異物、痛がる場所がないかを確認する時間でもあります。

愛犬をきれいにしたいと思うほど、つい「もっとやらなければ」と頑張りすぎてしまいますよね。けれど、犬にとって心地よく終われることが一番大切。短くやさしく、皮膚の変化を見ながら続けていきましょう。

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