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犬の耳の根元にできた毛玉が取れない!無理に切る前に知っておきたい安全な対処法

犬の耳の根元に、ころんとした毛玉を見つけた。しかも、ブラシを入れても取れない……。そんなとき、早く何とかしてあげたくなりますよね。

ただ、耳の周りは皮膚が薄く、犬が急に動きやすい場所です。力任せに引っ張ったり、毛玉の根元にハサミを入れたりすると、思わぬケガにつながることもあります。まずは落ち着いて、毛玉の大きさと皮膚の状態を確認していきましょう。

目次

犬の耳の根元に毛玉ができる原因とは

耳の周りは毛が絡まりやすい場所

耳の根元は、首輪やハーネス、洋服などが触れやすく、日常的に摩擦が起こります。犬が耳をかいたり、頭を振ったりする動きでも毛流れが乱れ、少しずつ絡まりが育っていくんです。

特に、プードルやビション・フリーゼのようなカーリーコート、毛が長い犬種は毛玉ができやすい傾向があります。耳の飾り毛が豊かな犬では、外側から見えない根元に小さなもつれが隠れていることも珍しくありません。

濡れた毛をそのままにすると固まりやすい

シャンプーや雨、飲み水などで耳の周りが濡れたあと、十分に乾かさないまま過ごすと、毛が縮れたり絡んだりしやすくなります。表面は乾いて見えても、毛玉の内側や根元が湿っているケースもあるので注意が必要です。

すでに毛玉がある状態で水に濡らすと、毛同士がさらに締まり、ほどくのが難しくなる場合があります。「洗えばきれいになるはず」と先にシャンプーするのは、毛玉があるときには避けたほうが安心ですよ。

ブラッシング不足だけが原因ではない

もちろん、ブラッシングの回数が少ないことも毛玉の原因です。ただ、毎日お手入れしていても、毛の表面だけをなでていると根元のもつれを見逃してしまいます。

耳の根元は、犬が嫌がってブラシを通しにくい場所でもあります。無理に押さえつけるより、普段から短時間で終える習慣を作り、耳の裏側や付け根を少しずつ確認することが大切です。

取れない毛玉を無理に切るのが危険な理由

毛玉の下に皮膚が隠れている

耳の根元にできた毛玉は、皮膚にぴったり張り付いていることがあります。外から見ると毛の塊にしか見えなくても、その下の皮膚が一緒に引っ張られている可能性があるんです。

この状態でハサミを差し込むと、毛玉と皮膚の見分けがつきにくくなります。犬が少し頭を動かしただけでも刃先が皮膚に当たることがあるため、「あと少しだから」と続けるのは危険です。

痛みや恐怖でお手入れ嫌いになることも

毛玉を強く引っ張ると、犬は痛みを感じます。耳は敏感な部位なので、一度の痛い経験がきっかけで、ブラシや飼い主の手を見ただけで逃げるようになることもあります。

嫌がっている犬を押さえ込み、長時間ほぐし続けるのもおすすめできません。毛玉が取れたとしても、その後のお手入れが毎回大変になってしまっては、犬にも飼い主にも負担ですよね。短時間で区切り、落ち着いているうちに終えることを意識しましょう。

こんな状態なら自宅での処置を中止

毛玉の周りが赤い、腫れている、湿っている、においが気になるといった場合は、単なる毛のもつれではないかもしれません。犬が耳をしきりにかく、頭を振る、触ろうとすると痛がる場合も、無理に触らないほうが安全です。

出血や傷がある、毛玉が耳の穴に入り込んでいる、広い範囲がフェルト状に固まっている場合も同様です。自宅でのブラッシングやカットは中止し、動物病院やトリミングサロンへ相談しましょう。耳の中まで関わるときは、自己判断で道具を入れないことが重要です。

毛玉を取る前に確認したい安全な準備

犬が落ち着いているタイミングを選ぶ

眠そうなときや、散歩から帰ってリラックスしているときなど、犬が穏やかな時間を選びます。最初から耳を触るのではなく、背中や首をなでながら、嫌がらない範囲で耳の付け根に手を添えてみましょう。

おやつを使う場合は、毛玉を取るためのごほうびというより、「耳を触られても怖くない」と感じてもらうために少量ずつ使います。顔をそむける、体を固くする、唸るといったサインが出たら、その時点で休憩してください。

毛玉と皮膚の境目を目で確認する

明るい場所で、毛玉の大きさや硬さを確認します。指先で軽く触れて、毛玉が皮膚から浮いている部分があるか、動かすと皮膚まで引っ張られるかを見ていきます。

少しでも皮膚との境目が分からないなら、ハサミは使わないでください。耳の根元は見えにくく、犬が動くとさらに判断が難しくなります。小さく見える毛玉でも、根元が固くなっていることがあるんです。

使う道具を絞り込む

自宅で試すなら、目の細かすぎないコーム、犬用のスリッカーブラシ、滑りを助ける犬用の毛玉ケアローションなどを用意します。人用の整髪料や、香りの強い製品を代わりに使うのは避けましょう。

ハサミは便利に見えますが、耳の根元では扱いが難しい道具です。先端が尖ったものを毛玉の下に差し込む方法や、犬を押さえながら一気に切る方法は避けてください。道具があっても安全に使える状態とは限りません。

自宅で試す毛玉のほぐし方と中止の目安

小さな毛玉は毛先から少しずつ

毛玉が小さく、皮膚から浮いている部分があるなら、まず指で毛先側を少しずつ分けます。反対の手で毛玉の根元付近をそっと押さえ、皮膚が引っ張られないようにするのがコツです。

スリッカーブラシは、毛玉の表面を強くこするのではなく、毛先を少しずつすくうように使います。毛先がほどけたら、次にその内側へ進むイメージです。ブラシが通った場所はコームで確認し、引っかかりがなければ次の部分へ進みましょう。

ローションを使うときも濡らしすぎない

毛玉ケア用ローションは、毛同士の摩擦を減らし、ブラシを通しやすくする目的で使います。毛玉全体をびしょびしょにするのではなく、製品の表示に従って少量をなじませてください。

指で毛玉を左右に引き裂くように強く引っ張るのは禁物です。毛束を細かく分けるように、外側から少しずつほぐします。犬が痛がる、皮膚が赤くなる、毛が大量に抜けるといった変化があれば、すぐに中断しましょう。

取れないなら切るより相談する

毛玉が皮膚に密着している場合、無理にほどくより、毛玉ごと短くして負担を減らす方法が選ばれることもあります。ただし、耳の根元を自宅でハサミやバリカンで刈るのは簡単ではありません。

毛玉が大きい、硬い、耳の穴に近い、犬が動いてしまう。このどれかに当てはまるなら、トリミングサロンへ相談するのが現実的です。皮膚の赤みや痛みがある場合は、先に動物病院で状態を確認してもらいましょう。早めに頼ることは、決して大げさではありません。

よくある質問と毛玉対策のまとめ

Q1. 毛玉をほどく前にシャンプーしてもよいですか?

毛玉がある部分を先に濡らすと、絡まりが締まって固くなることがあります。まずは乾いた状態で、どの程度の毛玉かを確認しましょう。取り除いたあとに洗う場合も、耳の根元までしっかり乾かし、乾燥後に毛流れを整えることが大切です。

Q2. 毎日ブラッシングすれば毛玉は防げますか?

予防には役立ちますが、表面だけをブラッシングしていると根元のもつれが残ることがあります。耳の裏、耳の付け根、首輪が当たる場所を短時間ずつ確認し、毛先から根元へ順番にブラシを通しましょう。

Q3. どのくらい取れなければサロンへ行くべきですか?

時間だけで決めるより、毛玉と皮膚の境目が見えるか、犬が落ち着いていられるかで判断します。境目が分からない、痛がる、赤みや湿り気がある場合は、最初から自宅で無理をしないほうが安心です。

毛玉は小さいうちのケアがいちばん

犬の耳の根元にできた毛玉は、見つけた瞬間に切りたくなります。でも、耳周りは皮膚が薄く、犬の動きも予測しにくい場所です。まずは状態を見て、浮いている小さなもつれだけを毛先からゆっくりほぐしてください。

取れない毛玉を無理に切る必要はありません。痛みや皮膚トラブルを避けるために、サロンや動物病院へ相談することも安全な対処法のひとつです。普段から耳の根元をそっと確認して、濡れたあとは十分に乾かす。この小さな習慣が、毛玉の予防につながります。

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